前庭性発作症 (Vestibular paroxysmia: VP) の診断基準 (Barany Society: J Vestib Res 26: 409-415, 2016)
「はじめに」前庭性発作症は2016年にBarany SocietyがVestibular Paroxysmia (VP) としてその診断基準を策定した疾患の日本語名である. 本診断基準は, Journal of Vestibular Research誌に掲載されたBarany Societyの診断基準の和訳である. VPは短時間の回転性あるいは非回転性めまい発作を反復する疾患であり, 過去に報告された疾患の中では第VIII脳神経に対する神経血管圧迫症候群に類似する. MRIにて前下小脳動脈による第VIII脳神経の神経血管圧迫所見が認められることがある. カルバマゼピン, オクスカルバゼピンの投...
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Veröffentlicht in: | Equilibrium Research 2020/08/31, Vol.79(4), pp.293-294 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」前庭性発作症は2016年にBarany SocietyがVestibular Paroxysmia (VP) としてその診断基準を策定した疾患の日本語名である. 本診断基準は, Journal of Vestibular Research誌に掲載されたBarany Societyの診断基準の和訳である. VPは短時間の回転性あるいは非回転性めまい発作を反復する疾患であり, 過去に報告された疾患の中では第VIII脳神経に対する神経血管圧迫症候群に類似する. MRIにて前下小脳動脈による第VIII脳神経の神経血管圧迫所見が認められることがある. カルバマゼピン, オクスカルバゼピンの投与による診断的治療が行われる. 「診断基準」「1. 前庭性発作症 (vestibular paroxysmia) 」診断にはA~Eの基準全てを満たすことが必要である. |
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ISSN: | 0385-5716 1882-577X |
DOI: | 10.3757/jser.79.293 |