対話型デザインにおけるオノマトペを用いたパラメータの 初期値設定

昨今の対話型デザインツールにおいては,ツールからユーザに対し,グラ フィック等のデザインに関係した多数のパラメータが提供される.ユーザは, これらのパラメータの組み合わせから,ユーザの所望するイメージに合致したパ ラメータ設定を何度も繰り返し選択・設定し,グラフィックを完成させる. このデザイン作業は,ツールに不慣れな初心者・初級者にとっては,とくに 困難な工程である.パラメータの設定を繰り返すデザイン作業は,対話的な 最適解探索と捉えることができる.そこで,本研究では,最適解探索の初期 値設定をオノマトペを用いて行うことで,探索コストを削減し,グラフィッ ク完成までのユーザの作業負荷軽減を目...

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Veröffentlicht in:Journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics 2018/10/15, Vol.30(5), pp.766-772
Hauptverfasser: 中村, 剛士, 澤村, 勇輝, 加納, 政芳, 山田, 晃嗣
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:昨今の対話型デザインツールにおいては,ツールからユーザに対し,グラ フィック等のデザインに関係した多数のパラメータが提供される.ユーザは, これらのパラメータの組み合わせから,ユーザの所望するイメージに合致したパ ラメータ設定を何度も繰り返し選択・設定し,グラフィックを完成させる. このデザイン作業は,ツールに不慣れな初心者・初級者にとっては,とくに 困難な工程である.パラメータの設定を繰り返すデザイン作業は,対話的な 最適解探索と捉えることができる.そこで,本研究では,最適解探索の初期 値設定をオノマトペを用いて行うことで,探索コストを削減し,グラフィッ ク完成までのユーザの作業負荷軽減を目指す.本稿では,デザイン事例とし て,毛筆フォントデザインシステムにおける掠れと太さのデザインを対象と し,実験を行った.その結果,オノマトペを用いた提案手法は,初心者・初 級者であるユーザにとって,デザイン作業コスト削減に有効ではないかとい う結論を得た.
ISSN:1347-7986
1881-7203
DOI:10.3156/jsoft.30.5_766