パルスドアンペロメトリック検出/イオンクロマトグラフィーによる環境水中アミノメチルホスホン酸,グルホシネート及びグリホサートの定量

陰イオン交換分離─パルスドアンペロメトリック検出法によるアミノメチルホスホン酸(AMPA),グルホシネート(GLUF)及びグリホサート(GLYP)の同時定量法を検討した.測定条件の最適化を行い,最適化した条件下でのAMPA,GLUF及びGLYPの検出下限(S/N=3)はそれぞれ0.18 μg L−1, 0.43 μg L−1及び1.45 μg L−1であり,3種除草剤の繰り返し再現性(RSD, n=5)はそれぞれ1.16%,1.03% 及び3.20% であった.環境水の測定に適用したところ,10 μg L−1レベルのAMPAを検出することができたが,夾(きょう)雑成分に基づく大きなベースライン...

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Veröffentlicht in:Bunseki kagaku 2019/03/05, Vol.68(3), pp.179-187
Hauptverfasser: 鈴木, 清一, 山本, 喬久, 小林, 泰之, 井上, 嘉則
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:陰イオン交換分離─パルスドアンペロメトリック検出法によるアミノメチルホスホン酸(AMPA),グルホシネート(GLUF)及びグリホサート(GLYP)の同時定量法を検討した.測定条件の最適化を行い,最適化した条件下でのAMPA,GLUF及びGLYPの検出下限(S/N=3)はそれぞれ0.18 μg L−1, 0.43 μg L−1及び1.45 μg L−1であり,3種除草剤の繰り返し再現性(RSD, n=5)はそれぞれ1.16%,1.03% 及び3.20% であった.環境水の測定に適用したところ,10 μg L−1レベルのAMPAを検出することができたが,夾(きょう)雑成分に基づく大きなベースライン変動が観察された.陽イオン交換樹脂を充填した固相抽出カートリッジ処理を行うことによりベースライン変動を解消可能であったが,陽イオン交換樹脂へのAMPA及びGLUFの吸着が観察され前処理に関しては課題が残された.
ISSN:0525-1931
DOI:10.2116/bunsekikagaku.68.179