マハタの人工授精における排卵後経過時間と受精率との関係
マハタの人工授精を行う際の媒精適期を検討するため,排卵後経過時間と受精率との関係を調べた。雌11個体にLHRHaコレステロ−ルペレットを背筋部に埋め込み,排卵を誘導した。排卵は36-54時間後に起こり,排卵直後の卵の受精率は平均88.2%と高い値を示したが,その後は急速に低下し,排卵から12時間後では平均28.9%となった。この結果から,マハタ人工授精卵の受精率は卵が排卵されてからの経過時間に依存しており,高い受精率の卵を得るためには排卵後短時間のうちに媒精する必要があることが明らかとなった。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Suisan Gakkaishi 2018, Vol.84(3), pp.384-392 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | マハタの人工授精を行う際の媒精適期を検討するため,排卵後経過時間と受精率との関係を調べた。雌11個体にLHRHaコレステロ−ルペレットを背筋部に埋め込み,排卵を誘導した。排卵は36-54時間後に起こり,排卵直後の卵の受精率は平均88.2%と高い値を示したが,その後は急速に低下し,排卵から12時間後では平均28.9%となった。この結果から,マハタ人工授精卵の受精率は卵が排卵されてからの経過時間に依存しており,高い受精率の卵を得るためには排卵後短時間のうちに媒精する必要があることが明らかとなった。 |
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ISSN: | 0021-5392 1349-998X |
DOI: | 10.2331/suisan.17-00074 |