バランス評価のための新たなDiamond Steps Testの考案とその信頼性

〔目的〕我々は動的バランスをみるDiamond Steps Test(DST)を考案し,その測定値と測定回数の信頼性を検討した.DSTとは,頂点60度と120度で,(身長 × 0.5)の辺の長さの菱形を歩く時の歩数または時間の測定である.〔対象と方法〕対象は若年者16名,検者間の検討の検者は2名とした.3つの測定法である30秒DS,5回DS,正反DSの測定値と測定回数の検者内・検者間信頼性を検討した.〔結果〕3つの測定法のそれぞれのICC(1.1)(2.1)(3.1)は,30秒DSは0.77,0.77,0.83,5回DSは0.91,0.88,0.87,正反DSは0.83,0.92,0.92を示...

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Veröffentlicht in:Rigaku ryoho kagaku 2018, Vol.33(2), pp.223-227
Hauptverfasser: 邵, 双燕, 丸山, 仁司
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕我々は動的バランスをみるDiamond Steps Test(DST)を考案し,その測定値と測定回数の信頼性を検討した.DSTとは,頂点60度と120度で,(身長 × 0.5)の辺の長さの菱形を歩く時の歩数または時間の測定である.〔対象と方法〕対象は若年者16名,検者間の検討の検者は2名とした.3つの測定法である30秒DS,5回DS,正反DSの測定値と測定回数の検者内・検者間信頼性を検討した.〔結果〕3つの測定法のそれぞれのICC(1.1)(2.1)(3.1)は,30秒DSは0.77,0.77,0.83,5回DSは0.91,0.88,0.87,正反DSは0.83,0.92,0.92を示した.〔結語〕30秒DSと比べ,5回DSと正反DSのほうがより高い信頼性を得ることができると示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.223