過疎地域での生活排水・可燃ごみ連携処理の効率評価
我が国は全体として人口減少下に入っており地方域ではその傾向が顕著である.人口減少の著しい地域では,公共サービスの地域範囲に変化がないため,必要な作業量,役務費等の削減が容易には進まないことが考えられる.一方で,税収及び使用料収入の減少により,持続性に問題が生じることが予想される.本研究では,可燃ごみと生活排水処理の連携処理を考慮することによって,このような地域においても継続可能なシステムを提示することを目的とした.対策として,可燃ごみ収集の効率化のためにディスポーザー導入や,乾式メタン発酵等の適用によるエネルギー回収などを提案してGHG排出量及び処理費用の将来推計を行った.一人当たりに換算して...
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Veröffentlicht in: | Doboku Gakkai Ronbunshu. G, Kankyo = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. G, Environmental Research 2017, Vol.73(6), pp.II_189-II_200 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 我が国は全体として人口減少下に入っており地方域ではその傾向が顕著である.人口減少の著しい地域では,公共サービスの地域範囲に変化がないため,必要な作業量,役務費等の削減が容易には進まないことが考えられる.一方で,税収及び使用料収入の減少により,持続性に問題が生じることが予想される.本研究では,可燃ごみと生活排水処理の連携処理を考慮することによって,このような地域においても継続可能なシステムを提示することを目的とした.対策として,可燃ごみ収集の効率化のためにディスポーザー導入や,乾式メタン発酵等の適用によるエネルギー回収などを提案してGHG排出量及び処理費用の将来推計を行った.一人当たりに換算して効率性を評価したが,GHG排出量の面では向上が予測されたが,処理費用の面では同程度にとどまった.これには処理量が減少しても削減が難しい人件費,委託費が大きな要因となった. |
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ISSN: | 2185-6648 |
DOI: | 10.2208/jscejer.73.II_189 |