建設機械の排出ガス測定にかかる信頼性向上と簡素化
建設機械の排出ガスについては,エンジン単体の室内試験値により規制されているが,近年,自動車の動向をふまえ,建設機械として動作する際に排出するガスの測定事例が,国内外で報告されるようなった.今後, 排出量の多寡を議論する際には測定値の信頼性を明らかにすることが必要となり,多数の建設機械の測定値を得るためには測定の簡素化が必要になると考えている.本論文では構内における測定値を解析した結果に基づいて,「CO2との質量比(g/kg-CO2)」を評価量とすること,および測定する動作を「待機」と「ならし(模擬動作)」の二種類に設定することで,測定値の信頼性が向上すること,および測定が簡素化されることを明ら...
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Veröffentlicht in: | Doboku Gakkai Ronbunshu. G, Kankyo = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. G, Environmental Research 2017, Vol.73(6), pp.II_321-II_332 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 建設機械の排出ガスについては,エンジン単体の室内試験値により規制されているが,近年,自動車の動向をふまえ,建設機械として動作する際に排出するガスの測定事例が,国内外で報告されるようなった.今後, 排出量の多寡を議論する際には測定値の信頼性を明らかにすることが必要となり,多数の建設機械の測定値を得るためには測定の簡素化が必要になると考えている.本論文では構内における測定値を解析した結果に基づいて,「CO2との質量比(g/kg-CO2)」を評価量とすること,および測定する動作を「待機」と「ならし(模擬動作)」の二種類に設定することで,測定値の信頼性が向上すること,および測定が簡素化されることを明らかにした.さらに,NOxの測定値については, 「待機」は5分間の測定を3回行い, 「ならし(模擬動作)」は60サイクルを1回とした測定を異なる運転者で3回行うことで, 偶然誤差が95%の確率で10%以内となると推定した. |
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ISSN: | 2185-6648 |
DOI: | 10.2208/jscejer.73.II_321 |