重機接近警報装置による重機接触災害ゼロ活動

廃棄物等不法投棄事案の恒久対策工事において,高濃度汚染箇所を16mの深さまで廃棄物を撤去するが,作業構台,中間杭及び土留支保工に囲まれた狭隘な場所で機械掘削を実施する.撤去工は作業構台上に油圧クラムシェル掘削機と路下部にミニバックホウを配置して行うが,作業員は有害ガス対策の防毒マスク,防護服を着用し「合図が聞こえづらい,視野が狭い,動きづらい」等の悪条件下での作業となり,重機と接触する重大災害発生リスクが高くなる.今回紹介する活動は,そのリスクを排除するため,重機接触防止対策を検討する段階で,3種類の重機接近警報装置を候補に挙げ,現場で検知距離や範囲を実証実験により測定し,より信頼性の高いもの...

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Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. F6, Anzen Mondai = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. F6, Safety Problem 2017, Vol.73(2), pp.I_61-I_68
Hauptverfasser: 田口, 一主, 番場, 昌勝, 西川, 克己
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:廃棄物等不法投棄事案の恒久対策工事において,高濃度汚染箇所を16mの深さまで廃棄物を撤去するが,作業構台,中間杭及び土留支保工に囲まれた狭隘な場所で機械掘削を実施する.撤去工は作業構台上に油圧クラムシェル掘削機と路下部にミニバックホウを配置して行うが,作業員は有害ガス対策の防毒マスク,防護服を着用し「合図が聞こえづらい,視野が狭い,動きづらい」等の悪条件下での作業となり,重機と接触する重大災害発生リスクが高くなる.今回紹介する活動は,そのリスクを排除するため,重機接触防止対策を検討する段階で,3種類の重機接近警報装置を候補に挙げ,現場で検知距離や範囲を実証実験により測定し,より信頼性の高いものを選定,運用することで,特殊施工条件での「重機と作業員との接触災害ゼロ達成」を目的とした活動である.
ISSN:2185-6621
DOI:10.2208/jscejsp.73.I_61