国内に建つ超高層集合住宅の大地震時における最大平均層間変形角の推定と簡易評価

国内に建つRC系超高層集合住宅のデータベースを構築し,その傾向を分析した.加えて,2011年東北地方太平洋沖地震時における超高層集合住宅の応答を良好に再現可能な等価一質点系汎用モデルを設定し,構築したデータベースに基づく大地震時における国内超高層集合住宅の広域的な地震応答解析を行った.これより得られる建物の最大平均層間変形角(PIDA)と入力波の擬似速度応答スペクトルの関係を検討し,回帰分析による近似式を提示した.南海トラフ沿いの巨大地震を想定した設計用長周期地震動に対して区域内に位置する建物のPIDAの空間分布を推定するとともに,近似式の妥当性について検証した....

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Veröffentlicht in:Nihon Jishin Kougakkai rombunshuu 2017, Vol.17(5), pp.5_96-5_108
Hauptverfasser: 成島, 慶, 永野, 正行, 鈴木, 賢人, 上林, 宏敏, 田沼, 毅彦, 小田, 聡
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:国内に建つRC系超高層集合住宅のデータベースを構築し,その傾向を分析した.加えて,2011年東北地方太平洋沖地震時における超高層集合住宅の応答を良好に再現可能な等価一質点系汎用モデルを設定し,構築したデータベースに基づく大地震時における国内超高層集合住宅の広域的な地震応答解析を行った.これより得られる建物の最大平均層間変形角(PIDA)と入力波の擬似速度応答スペクトルの関係を検討し,回帰分析による近似式を提示した.南海トラフ沿いの巨大地震を想定した設計用長周期地震動に対して区域内に位置する建物のPIDAの空間分布を推定するとともに,近似式の妥当性について検証した.
ISSN:1884-6246
DOI:10.5610/jaee.17.5_96