パーキンソン病患者における等尺性筋収縮時の空間的な筋活動分布パターンの特徴
〔目的〕多チャンネル表面筋電図を用いてパーキンソン病(PD)患者の持続的な筋収縮時の筋活動特性を明らかにする.〔対象と方法〕PD患者9名,健常者10名(57-65歳,全て男性)を対象とした.等尺性膝関節伸展の最大随意筋収縮(MVC)を測定し,10%MVCを120秒間保持させる課題を行わせた.筋電図信号は外側広筋から得た.筋活動分布は, 15,60,120秒の時点の筋電図信号からroot mean square mapを作成し評価した.時間経過における筋活動分布の変化は相関係数を算出して評価した.〔結果〕PD群の相関係数は120秒の時点で健常群と比較し有意に高かった.〔結語〕PD患者は持続的な筋...
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Veröffentlicht in: | Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(2), pp.329-333 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕多チャンネル表面筋電図を用いてパーキンソン病(PD)患者の持続的な筋収縮時の筋活動特性を明らかにする.〔対象と方法〕PD患者9名,健常者10名(57-65歳,全て男性)を対象とした.等尺性膝関節伸展の最大随意筋収縮(MVC)を測定し,10%MVCを120秒間保持させる課題を行わせた.筋電図信号は外側広筋から得た.筋活動分布は, 15,60,120秒の時点の筋電図信号からroot mean square mapを作成し評価した.時間経過における筋活動分布の変化は相関係数を算出して評価した.〔結果〕PD群の相関係数は120秒の時点で健常群と比較し有意に高かった.〔結語〕PD患者は持続的な筋収縮時に限局した運動単位しか動員されないことが示唆された. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.32.329 |