握力計を用いた足趾把持測定法の再現性と妥当性の検討

〔目的〕握力測定器を用いた足趾把持力測定の信頼性と妥当性について検討し,その有用性を検証することである.〔対象と方法〕外来リハビリテーションに通う高齢者9名とした.握力測定器と市販の測定器を用いて測定される足趾把持力と測定時の筋活動量を計測した.両測定法の信頼性と関連性および,測定法間での足趾把持力と前脛骨筋,ヒラメ筋,母趾外転筋の筋活動量を比較した.〔結果〕検者内信頼性はいずれの方法においても良好であった.両測定法間での足趾把持力に高い相関が認められた.筋活動量はすべての筋で差を認めなかった.〔結語〕握力測定器を用いた足趾把持力の測定法は再現性と妥当性を持つが,市販の測定器とは得られる値が異...

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Veröffentlicht in:Rigaku ryoho kagaku 2016, Vol.31(6), pp.847-850
Hauptverfasser: 三浦, 紗世, 世古, 俊明, 隈元, 庸夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕握力測定器を用いた足趾把持力測定の信頼性と妥当性について検討し,その有用性を検証することである.〔対象と方法〕外来リハビリテーションに通う高齢者9名とした.握力測定器と市販の測定器を用いて測定される足趾把持力と測定時の筋活動量を計測した.両測定法の信頼性と関連性および,測定法間での足趾把持力と前脛骨筋,ヒラメ筋,母趾外転筋の筋活動量を比較した.〔結果〕検者内信頼性はいずれの方法においても良好であった.両測定法間での足趾把持力に高い相関が認められた.筋活動量はすべての筋で差を認めなかった.〔結語〕握力測定器を用いた足趾把持力の測定法は再現性と妥当性を持つが,市販の測定器とは得られる値が異なることに留意する必要がある.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.847