高齢者の歩行に対するふまねっとを用いた段階的二重課題プログラムの効果

〔目的〕二重課題トレーニングにつま先立ち動作課題を追加した3段階二重課題プログラムが,高齢者の運動機能に与える効果を検討した.〔対象と方法〕研究デザインは非ランダム化比較試験.65歳から85歳の在宅高齢者41人を対象とした.19人が二重課題プログラムを実施した(二重課題群).22人が3段階二重課題プログラムを実施した(3段階二重課題群).週1回の頻度で12回実施,運動時間はともに60分とした.測定指標は,歩行速度,筋力,バランス,遂行機能とした.〔結果〕郡内比較で4つの指標に差を認めた.変化量の比較で歩行速度,筋力,バランスの差を認めた.〔結語〕二重課題プログラムと比べて3段階二重課題プログラ...

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Veröffentlicht in:Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(6), pp.777-781
Hauptverfasser: 横川, 吉晴, 三好, 圭, 西沢, 公美, 西川, 良太, 甲斐, 一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕二重課題トレーニングにつま先立ち動作課題を追加した3段階二重課題プログラムが,高齢者の運動機能に与える効果を検討した.〔対象と方法〕研究デザインは非ランダム化比較試験.65歳から85歳の在宅高齢者41人を対象とした.19人が二重課題プログラムを実施した(二重課題群).22人が3段階二重課題プログラムを実施した(3段階二重課題群).週1回の頻度で12回実施,運動時間はともに60分とした.測定指標は,歩行速度,筋力,バランス,遂行機能とした.〔結果〕郡内比較で4つの指標に差を認めた.変化量の比較で歩行速度,筋力,バランスの差を認めた.〔結語〕二重課題プログラムと比べて3段階二重課題プログラムでは歩行速度やバランスを改善・維持する傾向が認められた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.777