頭頸部屈曲テストにおける頸部超音波画像の変化

〔目的〕頭頸部屈曲テスト施行時の各負荷段階における左右の頸長筋,胸鎖乳突筋の変化を,超音波診断装置を用いて捉えることができるかを検討した.〔対象と方法〕健常成人男性12名,女性12名とした.安静時と頭頸部屈曲テストの5段階負荷において,超音波診断装置を用いて静止画を抽出した.胸鎖乳突筋筋厚,頸長筋筋厚,頸長筋横断面積を計測した.〔結果〕頸長筋横断面積は利き手側に対して非利き手側において大きな値を示した.頭頸部屈曲テストにおける頸長筋横断面積は,中等度以上の負荷において左右とも有意な増加を示した.〔結語〕頸長筋の超音波画像は,頸長筋の筋活動変化を確認でき,テストのフィードバック手段としての有用性...

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Veröffentlicht in:Rigaku ryoho kagaku 2016, Vol.31(6), pp.835-839
Hauptverfasser: 一瀬, 裕介, 久保, 晃
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕頭頸部屈曲テスト施行時の各負荷段階における左右の頸長筋,胸鎖乳突筋の変化を,超音波診断装置を用いて捉えることができるかを検討した.〔対象と方法〕健常成人男性12名,女性12名とした.安静時と頭頸部屈曲テストの5段階負荷において,超音波診断装置を用いて静止画を抽出した.胸鎖乳突筋筋厚,頸長筋筋厚,頸長筋横断面積を計測した.〔結果〕頸長筋横断面積は利き手側に対して非利き手側において大きな値を示した.頭頸部屈曲テストにおける頸長筋横断面積は,中等度以上の負荷において左右とも有意な増加を示した.〔結語〕頸長筋の超音波画像は,頸長筋の筋活動変化を確認でき,テストのフィードバック手段としての有用性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.835