地域包括ケア病棟からの転帰先が自宅以外であった患者の特徴

〔目的〕自宅から当院地域包括ケア病棟に入棟し,転帰先が自宅以外であった患者の特徴を明らかにすることとした.〔対象と方法〕2016年1月から同年7月末までに,自宅から本病棟に入棟した111人を対象とした.転帰先が自宅か自宅以外かの2群に分け,疾患名,年齢,性別,急性期病棟入院日数,入棟日数,リハ介入職種,リハ総単位数,1日あたりのリハ単位数,入・退棟時の排泄および移動動作能力を群間で比較した.〔結果〕非自宅群(8人)では自宅群(103人)に比べ入棟日数が長く,排泄および移動動作能力は入・退棟時ともに低かった.また疾患別では脳血管疾患が多かった.〔結語〕脳血管疾患であったり,入棟時の排泄および移動...

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Veröffentlicht in:Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(4), pp.573-576
Hauptverfasser: 岩井, 信彦, 村尾, 浩, 三浦, 利之, 藤本, 福美, 山口, 史子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔目的〕自宅から当院地域包括ケア病棟に入棟し,転帰先が自宅以外であった患者の特徴を明らかにすることとした.〔対象と方法〕2016年1月から同年7月末までに,自宅から本病棟に入棟した111人を対象とした.転帰先が自宅か自宅以外かの2群に分け,疾患名,年齢,性別,急性期病棟入院日数,入棟日数,リハ介入職種,リハ総単位数,1日あたりのリハ単位数,入・退棟時の排泄および移動動作能力を群間で比較した.〔結果〕非自宅群(8人)では自宅群(103人)に比べ入棟日数が長く,排泄および移動動作能力は入・退棟時ともに低かった.また疾患別では脳血管疾患が多かった.〔結語〕脳血管疾患であったり,入棟時の排泄および移動動作能力が低い場合には,自宅復帰が困難になる可能性が示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.32.573