新規磁性吸着材の合成とヒ素吸着特性

グラファイトと竹炭を用いた新規磁性吸着材をソルボサーマル法により合成し,ヒ素吸着性を調べた. 竹炭とグラファイトと硝酸鉄をエチレングリコールと水の混合溶媒中180℃で3時間ソルボサーマル反応して得られたマグネタイトとフンボルチンを担持した磁性吸着材を用いた.バッチ法による吸着実験は初期濃度100 ㎎/Lの亜ヒ酸溶液(pH6.5)を一定量用いてこれに0.1gの吸着材を添加し,室温で400 rpmの回転速度で24時間かき混ぜて行った.合成時にグラファイトを添加すると竹炭に担持されるマグネタイトの量は増えたが,ヒ素吸着量は逆に低下した.吸着平衡時のヒ素最大吸着量は19.6 ㎎/gであり,吸着等温式...

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Veröffentlicht in:Kankyō gijutsu 2017/03/20, Vol.46(3), pp.156-162
Hauptverfasser: 野村, 真也, 西岡, 洋, セン, トゥシャ カンティ
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:グラファイトと竹炭を用いた新規磁性吸着材をソルボサーマル法により合成し,ヒ素吸着性を調べた. 竹炭とグラファイトと硝酸鉄をエチレングリコールと水の混合溶媒中180℃で3時間ソルボサーマル反応して得られたマグネタイトとフンボルチンを担持した磁性吸着材を用いた.バッチ法による吸着実験は初期濃度100 ㎎/Lの亜ヒ酸溶液(pH6.5)を一定量用いてこれに0.1gの吸着材を添加し,室温で400 rpmの回転速度で24時間かき混ぜて行った.合成時にグラファイトを添加すると竹炭に担持されるマグネタイトの量は増えたが,ヒ素吸着量は逆に低下した.吸着平衡時のヒ素最大吸着量は19.6 ㎎/gであり,吸着等温式 がラングミュア型であることからヒ素を単分子層吸着していることが分かった.
ISSN:0388-9459
1882-8590
DOI:10.5956/jriet.46.156