短繊維混合処理土の強度・変形特性に及ぼす繊維長の影響

これまで著者らは土に短繊維を混合させることで土の引張強度を増加させ,せん断強度,靭性等の力学特性を向上させる短繊維混合補強土工法に着目し,新たな液状化抑制手法の提案を目的に検討を行ってきた.その結果,見かけの粘着力向上による液状化強度の増加を確認しているが,短繊維による強度増加は僅かであった.そこで本研究では,短繊維材料混合に伴う液状化抑制効果向上を検討するにあたり,短繊維の繊維長に着目し,一軸圧縮試験及び曲げ試験により強度・変形特性に及ぼす影響を明らかにした.また,非排水繰返しせん断試験により液状化特性についても検討を行い,一定の繊維長により液状化抑制効果を向上させることを明らかにした....

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Veröffentlicht in:Geosynthetics engineering journal 2015, Vol.30, pp.105-110
Hauptverfasser: 古賀, 新太郎, 佐藤, 研一, 藤川, 拓朗, 古賀, 千佳嗣
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:これまで著者らは土に短繊維を混合させることで土の引張強度を増加させ,せん断強度,靭性等の力学特性を向上させる短繊維混合補強土工法に着目し,新たな液状化抑制手法の提案を目的に検討を行ってきた.その結果,見かけの粘着力向上による液状化強度の増加を確認しているが,短繊維による強度増加は僅かであった.そこで本研究では,短繊維材料混合に伴う液状化抑制効果向上を検討するにあたり,短繊維の繊維長に着目し,一軸圧縮試験及び曲げ試験により強度・変形特性に及ぼす影響を明らかにした.また,非排水繰返しせん断試験により液状化特性についても検討を行い,一定の繊維長により液状化抑制効果を向上させることを明らかにした.
ISSN:1344-6193
1883-146X
DOI:10.5030/jcigsjournal.30.105