非固定型ジョイスティックとして機能する入力デバイスの提案

本論文は動画視聴のための入力デバイスについて提案する.これはジョイスティックとして機能するが,非固定型で持ち運びが可能である.筆者らはこの入力デバイスの試作を行い,二つの実験を行った.第一の実験では,ユーザの操作に対する認識性能を評価した.この認識性能は適合率と再現率により定量化され,ユーザが操作を繰り返した後にはこれら二つのパラメータの値が共に高くなっていることを実験結果は示した.第二の実験では,提案のものを含む三つの入力デバイスに対する総合評価を行った.この評価はNASA-TLXとNielsenのユーザビリティ評価指標を基にしており,提案の入力デバイスは高い感性価値と高い習熟性を持つので動...

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Veröffentlicht in:Journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics 2017/04/15, Vol.29(2), pp.533-542
Hauptverfasser: 野本, 弘平, 北, 恭成, 高橋, 祐輔, 佐藤, 邦生, 高井, 大輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本論文は動画視聴のための入力デバイスについて提案する.これはジョイスティックとして機能するが,非固定型で持ち運びが可能である.筆者らはこの入力デバイスの試作を行い,二つの実験を行った.第一の実験では,ユーザの操作に対する認識性能を評価した.この認識性能は適合率と再現率により定量化され,ユーザが操作を繰り返した後にはこれら二つのパラメータの値が共に高くなっていることを実験結果は示した.第二の実験では,提案のものを含む三つの入力デバイスに対する総合評価を行った.この評価はNASA-TLXとNielsenのユーザビリティ評価指標を基にしており,提案の入力デバイスは高い感性価値と高い習熟性を持つので動画視聴に適していることを実験結果は明らかにした.
ISSN:1347-7986
1881-7203
DOI:10.3156/jsoft.29.2_533