流砂の衝突回数を考慮したハイドロフォンデータによる解析手法の提案と現地への適用

ハイドロフォンによる流砂量解析には,流砂の衝突回数(パルス数)を記録する方法が用いられる.しかし,流砂量が多い状態では全ての流砂がハイドロフォンに衝突しても管内で音が飽和してパルス数が検出され難くなり,流砂量を少なく評価することが課題に挙げられる.本研究ではパルスの記録方法を検討して,パルス数が最も多く記録される閾値で評価するMethod 1と,閾値毎に記録されたパルス数で評価するMethod 2の2つの手法を確認した.現地観測の結果を基に両者を検証して,Method 2で解析したパルス数は流砂量が多い状態でも検出されやすいことを明らかにした.また,この手法から得られた流砂量を基に数値シミュレ...

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Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. B1, Suikogaku = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. B1, Hydraulic Engineering 2017, Vol.73(4), pp.I_523-I_528
Hauptverfasser: 長谷川, 祐治, 宮田, 秀介, 今泉, 文寿, 中谷, 加奈, 堤, 大三
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ハイドロフォンによる流砂量解析には,流砂の衝突回数(パルス数)を記録する方法が用いられる.しかし,流砂量が多い状態では全ての流砂がハイドロフォンに衝突しても管内で音が飽和してパルス数が検出され難くなり,流砂量を少なく評価することが課題に挙げられる.本研究ではパルスの記録方法を検討して,パルス数が最も多く記録される閾値で評価するMethod 1と,閾値毎に記録されたパルス数で評価するMethod 2の2つの手法を確認した.現地観測の結果を基に両者を検証して,Method 2で解析したパルス数は流砂量が多い状態でも検出されやすいことを明らかにした.また,この手法から得られた流砂量を基に数値シミュレーションを実施して観測と計算を連携させるために必要な情報を整理した.
ISSN:2185-467X
DOI:10.2208/jscejhe.73.I_523