適正な分流量を維持するための百間川分流部の固定堰周辺における植生管理方策の検討

岡山市を北から南へ流れる旭川の放水路である百間川の改修が河川整備計画の下で実施されてきた.分流地点では固定越流堰の建設が進められ,2019年に完成する予定である.しかし,旭川は河道の樹林化が激しい河川であるため,分流堰周辺の植生が繁茂すると計画規模の洪水が来襲した場合に計画の分流量を超える可能性があることが懸念される.そこで本研究では,植生の抵抗を考慮した平面二次元流況解析を用いて,管理ゾーンを分けて適正な分流量を得るための植生管理方法を検討した.その結果,管理ゾーンごとに管理すべき植生高の基準を提案した....

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Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. B1, Suikogaku = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. B1, Hydraulic Engineering 2017, Vol.73(4), pp.I_1081-I_1086
Hauptverfasser: 平井, 康隆, 前野, 詩朗, 吉田, 圭介, 岩城, 智大, 小川, 修平, 赤穗, 良輔
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:岡山市を北から南へ流れる旭川の放水路である百間川の改修が河川整備計画の下で実施されてきた.分流地点では固定越流堰の建設が進められ,2019年に完成する予定である.しかし,旭川は河道の樹林化が激しい河川であるため,分流堰周辺の植生が繁茂すると計画規模の洪水が来襲した場合に計画の分流量を超える可能性があることが懸念される.そこで本研究では,植生の抵抗を考慮した平面二次元流況解析を用いて,管理ゾーンを分けて適正な分流量を得るための植生管理方法を検討した.その結果,管理ゾーンごとに管理すべき植生高の基準を提案した.
ISSN:2185-467X
DOI:10.2208/jscejhe.73.I_1081