刃形堰の流量と越流水深の関係の定式化の試み

堰を有する河川の治水計画の基礎資料を得るための基本として,運動量の定理に基づき刃形堰を越える流れの流量と越流水深の間の関係式を求め,その結果からこれら水理量の評価式を導いた.運動量の定理の適用に際しては堰上流面および堰頂直下流の下側ナップ跳躍断面の圧力分布に関する既往実験の結果を踏まえた.得られた評価式は従来の標準公式とは一線を画す水理学的合理性を有し,また既往データを用いた検証により従来公式とは異なり堰高より大きな越流水深まで適用可能で堰を有する河川の治水計画の資料として有用であることを確認した....

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Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. B1, Suikogaku = Journal of Japan Society of Civil Engineers. Ser. B1, Hydraulic Engineering 2017, Vol.73(2), pp.34-42
Hauptverfasser: 羽田野, 袈裟義, 多田羅, 謙治, 永野, 博之, 黄, 安多
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:堰を有する河川の治水計画の基礎資料を得るための基本として,運動量の定理に基づき刃形堰を越える流れの流量と越流水深の間の関係式を求め,その結果からこれら水理量の評価式を導いた.運動量の定理の適用に際しては堰上流面および堰頂直下流の下側ナップ跳躍断面の圧力分布に関する既往実験の結果を踏まえた.得られた評価式は従来の標準公式とは一線を画す水理学的合理性を有し,また既往データを用いた検証により従来公式とは異なり堰高より大きな越流水深まで適用可能で堰を有する河川の治水計画の資料として有用であることを確認した.
ISSN:2185-467X
DOI:10.2208/jscejhe.73.34