ラジコンボートを用いた桟橋下面部の点検・診断システムの開発

桟橋上部工下面の点検・調査作業は,作業に従事する労働力不足,狭い箇所では調査できないことや劣化度判定には人によるばらつきがあるという問題がある.このため,著者らは人が直接桟橋下部に立ち入らずに点検・調査が可能で効率的な技術として,カメラを搭載した無線操作式の小型ボート(ラジコンボート)を用いた点検方法と劣化度を自動判定する診断方法の開発を行った.本研究では,開発した撮影方法によって海面上で撮影した画像からひび割れ幅等の抽出精度について検証し,さらに開発した点検・診断方法を建設から45年経過した桟橋に適用し検証した.その結果,開発した方法の調査効率は人員目視の約2.5倍であることや劣化度の自動判...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. B3, Kaiyo Kaihatsu 2017, Vol.73(2), pp.I_432-I_437
Hauptverfasser: 水野, 剣一, 酒井, 貴洋, 小笠原, 哲也, 杉本, 英樹, 本山, 昇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:桟橋上部工下面の点検・調査作業は,作業に従事する労働力不足,狭い箇所では調査できないことや劣化度判定には人によるばらつきがあるという問題がある.このため,著者らは人が直接桟橋下部に立ち入らずに点検・調査が可能で効率的な技術として,カメラを搭載した無線操作式の小型ボート(ラジコンボート)を用いた点検方法と劣化度を自動判定する診断方法の開発を行った.本研究では,開発した撮影方法によって海面上で撮影した画像からひび割れ幅等の抽出精度について検証し,さらに開発した点検・診断方法を建設から45年経過した桟橋に適用し検証した.その結果,開発した方法の調査効率は人員目視の約2.5倍であることや劣化度の自動判定結果と人員目視で判定した結果は概ね一致することを確認した.
ISSN:2185-4688
DOI:10.2208/jscejoe.73.I_432