PS灰系改質材の水域利用における性状の把握および施工方法の提案

土砂処分場の不足により,浚渫土の有効利用が課題となっており,近年,干潟や浅場などの造成材としての利用が進められている.一方,製紙業では製紙汚泥の減容化の過程で発生するPS灰の再資源化が求められている.PS灰の吸水性等が着目され,高含水比,高有機質の泥土への使用が可能な泥土改質材としてこれまでに様々な研究がおこなわれているが,水域利用に関する知見は少ない.そこで,浚渫土にPS灰系改質材を添加した改質土について,水中における性状の把握,および浅場造成の際の施工方法の提案を目的とした試験を実施した.その結果,施工の際に転圧をおこなうことで,浅場等の基盤材として使用できることが明らかになった....

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Veröffentlicht in:Doboku Gakkai Ronbunshu. B3, Kaiyo Kaihatsu 2017, Vol.73(2), pp.I_935-I_940
Hauptverfasser: 加島, 史浩, 竹山, 佳奈, 浜谷, 信介, 和栗, 成樹, 山内, 裕元, 鵜飼, 亮行, 岩本, 裕之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:土砂処分場の不足により,浚渫土の有効利用が課題となっており,近年,干潟や浅場などの造成材としての利用が進められている.一方,製紙業では製紙汚泥の減容化の過程で発生するPS灰の再資源化が求められている.PS灰の吸水性等が着目され,高含水比,高有機質の泥土への使用が可能な泥土改質材としてこれまでに様々な研究がおこなわれているが,水域利用に関する知見は少ない.そこで,浚渫土にPS灰系改質材を添加した改質土について,水中における性状の把握,および浅場造成の際の施工方法の提案を目的とした試験を実施した.その結果,施工の際に転圧をおこなうことで,浅場等の基盤材として使用できることが明らかになった.
ISSN:2185-4688
DOI:10.2208/jscejoe.73.I_935