慢性呼吸不全を伴う重症心身障害児者に対する運動療法・肺内パーカッションベンチレーター・インエクスサフレーターの取り組み

症例は、慢性呼吸不全を呈し呼吸器感染を繰り返すため、長期臥床を余儀なくされ、QOLが低下していた。呼吸改善の目的で、陽圧換気療法(肺内パーカッションベンチレーター・インエクスサフレーター)・運動療法・呼吸理学療法・姿勢保持管理を定期的に試みた。その結果、発熱回数が減少し、感染後も早期に緩解ができた。また、分泌物の減少により吸引等の医療的ケアも減少した。この結果、早期離床につながり、われわれの取り組みがQOL向上の一助となったと考えられた。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本重症心身障害学会誌 2016/12/01, Vol.41(3), pp.423-428
Hauptverfasser: 草苅, 己香, 松塚, 敦子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は、慢性呼吸不全を呈し呼吸器感染を繰り返すため、長期臥床を余儀なくされ、QOLが低下していた。呼吸改善の目的で、陽圧換気療法(肺内パーカッションベンチレーター・インエクスサフレーター)・運動療法・呼吸理学療法・姿勢保持管理を定期的に試みた。その結果、発熱回数が減少し、感染後も早期に緩解ができた。また、分泌物の減少により吸引等の医療的ケアも減少した。この結果、早期離床につながり、われわれの取り組みがQOL向上の一助となったと考えられた。
ISSN:1343-1439
2433-7307
DOI:10.24635/jsmid.41.3_423