重症心身障害者の横地分類と摂食・嚥下機能との関連性について
本研究は、横地分類と摂食・嚥下機能との関連について検討した。横地分類の中でも知能レベルと移動機能レベルで重度に該当した者のうち、経口摂取を行っている重症心身障害者を対象とし、知能レベルと移動機能レベルのそれぞれについて、摂食機能獲得段階、口唇閉鎖の有無、口腔内の食物処理法の有無を評価した。その結果、摂食機能獲得段階における捕食は知能レベルと関連があり、安静時と処理時の口唇閉鎖の有無と口腔内での食物処理法の一部については、知能レベルと移動機能レベルの両者の影響があることがわかった。これらの結果から、横地分類の知能レベルと移動機能レベルの障害程度区分を応用することで、摂食・嚥下機能障害の予測に有用...
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Veröffentlicht in: | 日本重症心身障害学会誌 2013, Vol.38(3), pp.487-493 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本研究は、横地分類と摂食・嚥下機能との関連について検討した。横地分類の中でも知能レベルと移動機能レベルで重度に該当した者のうち、経口摂取を行っている重症心身障害者を対象とし、知能レベルと移動機能レベルのそれぞれについて、摂食機能獲得段階、口唇閉鎖の有無、口腔内の食物処理法の有無を評価した。その結果、摂食機能獲得段階における捕食は知能レベルと関連があり、安静時と処理時の口唇閉鎖の有無と口腔内での食物処理法の一部については、知能レベルと移動機能レベルの両者の影響があることがわかった。これらの結果から、横地分類の知能レベルと移動機能レベルの障害程度区分を応用することで、摂食・嚥下機能障害の予測に有用であることが示唆された。 |
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ISSN: | 1343-1439 2433-7307 |
DOI: | 10.24635/jsmid.38.3_487 |