Nivolumabを投与した再発・転移性頭頸部癌症例に関する検討

2017年4月から2019年4月までに当科でNivolumab(Nivo)を投与した再発・転移を有する頭頸部癌16例について臨床的検討をおこなった。年齢は54歳〜70歳(中央値62歳)であり,全員が男性であった。PSは全例が0であった。奏効率は31%,病勢制御率は37%であった。Cetuximab(Cmab)投与歴のある症例での病勢制御率は,投与歴のない症例よりも悪い傾向にあった。Nivo投与中にPDとなった症例に対し,Weekly Paclitaxel(PTX)療法を行い良好な結果を得た症例を3例経験した。Nivo後のSalvage化学療法について考察した。...

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Veröffentlicht in:頭頸部癌 2020, Vol.46(3), pp.278-283
Hauptverfasser: 飯島, 宏章, 酒井, 昭博, 山内, 麻由, 渡邉, 嶺, 槇, 大輔, 戎本, 浩史, 大上, 研二
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:2017年4月から2019年4月までに当科でNivolumab(Nivo)を投与した再発・転移を有する頭頸部癌16例について臨床的検討をおこなった。年齢は54歳〜70歳(中央値62歳)であり,全員が男性であった。PSは全例が0であった。奏効率は31%,病勢制御率は37%であった。Cetuximab(Cmab)投与歴のある症例での病勢制御率は,投与歴のない症例よりも悪い傾向にあった。Nivo投与中にPDとなった症例に対し,Weekly Paclitaxel(PTX)療法を行い良好な結果を得た症例を3例経験した。Nivo後のSalvage化学療法について考察した。
ISSN:1349-5747
1881-8382
DOI:10.5981/jjhnc.46.278