中咽頭扁平上皮癌68症例の頭頸部癌取扱い規約第5版及び第6版を用いた検討
2009年9月より2017年12月までに浜の町病院耳鼻咽喉科(以下,当科)を初診し初期治療を行った中咽頭扁平上皮癌68例について,頭頸部癌取扱い規約第5版による病期診断での治療成績を検討するとともに,後方視的に頭頸部癌取扱い規約第6版で病期分類を行い,治療成績およびp16免疫染色の陽性率および治療成績への影響を検討した。65症例にp16免疫染色を行い,陽性率は58.5%であった。疾患特異的3年生存率(DSS)は全症例では78.5%で,p16陰性症例では74.1%,p16陽性症例では84.7%であった。第6版による病期別の3年DSSは,p16陰性症例でⅡ期:100%,Ⅲ期:66.7%,Ⅳa期:7...
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Veröffentlicht in: | 頭頸部癌 2020, Vol.46(1), pp.59-63 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2009年9月より2017年12月までに浜の町病院耳鼻咽喉科(以下,当科)を初診し初期治療を行った中咽頭扁平上皮癌68例について,頭頸部癌取扱い規約第5版による病期診断での治療成績を検討するとともに,後方視的に頭頸部癌取扱い規約第6版で病期分類を行い,治療成績およびp16免疫染色の陽性率および治療成績への影響を検討した。65症例にp16免疫染色を行い,陽性率は58.5%であった。疾患特異的3年生存率(DSS)は全症例では78.5%で,p16陰性症例では74.1%,p16陽性症例では84.7%であった。第6版による病期別の3年DSSは,p16陰性症例でⅡ期:100%,Ⅲ期:66.7%,Ⅳa期:70.6%で,p16陽性症例ではⅠ期:93.8%,Ⅱ期:83.3%,Ⅲ期:77.1%,Ⅳ期:0%であった。 |
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ISSN: | 1349-5747 1881-8382 |
DOI: | 10.5981/jjhnc.46.59 |