造園業を営む片側手関節離断者に対する義手・手先具の検討と評価
上肢切断者のニーズに対して,どのような義手や手先具を選択すべきか,その判断は必ずしも容易ではなく,義手使用者の多様化に伴い,義手の訓練効果を十分に判定する評価法は少ないといわれている.今回,造園業を営む40代男性の片側手関節離断者に対して,義手を用いた復職を目標とし,リハビリテーション治療を実施した.復職に必要な8つの項目を評価する評価表を用いて,3種類の手先具を実際の作業環境にて評価した結果,それぞれの義手・手先具の特性を明らかにすることができ,造園業への復職に至った.義手・手先具の選択には,試用評価の実施と評価表の活用が有効であった....
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Veröffentlicht in: | 日本義肢装具学会誌 2022/10/01, Vol.38(4), pp.325-330 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 上肢切断者のニーズに対して,どのような義手や手先具を選択すべきか,その判断は必ずしも容易ではなく,義手使用者の多様化に伴い,義手の訓練効果を十分に判定する評価法は少ないといわれている.今回,造園業を営む40代男性の片側手関節離断者に対して,義手を用いた復職を目標とし,リハビリテーション治療を実施した.復職に必要な8つの項目を評価する評価表を用いて,3種類の手先具を実際の作業環境にて評価した結果,それぞれの義手・手先具の特性を明らかにすることができ,造園業への復職に至った.義手・手先具の選択には,試用評価の実施と評価表の活用が有効であった. |
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ISSN: | 0910-4720 1884-0566 |
DOI: | 10.11267/jspo.38.325 |