公共交通のアクセシビリティ対策と今後の課題
本論は1970年台から公共交通のバリアフリーが始まり2020年で半世紀を迎える.1970年台の道路は段差だらけで,鉄道,バス,タクシーも殆どリフト等もなく利用できなかった.我が国は1981年に制度·政策面がスタートしてから,わずか40年でかなりのところまで整備されてきた.ただし道路のバリアフリーの通達は1973年に建設省から出された.本論では,まず,これらの制度を3つの時代区分,第I期はバリアフリー準備·学習と法律制定期(1981∼2002年),第II期は施策の拡充期(2003∼2015年),第III期はオリンピック·パラリンピックによるバリアフリー活性化期(2016∼2020年),と区分し整...
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Veröffentlicht in: | 日本義肢装具学会誌 2020/07/01, Vol.36(3), pp.221-227 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 本論は1970年台から公共交通のバリアフリーが始まり2020年で半世紀を迎える.1970年台の道路は段差だらけで,鉄道,バス,タクシーも殆どリフト等もなく利用できなかった.我が国は1981年に制度·政策面がスタートしてから,わずか40年でかなりのところまで整備されてきた.ただし道路のバリアフリーの通達は1973年に建設省から出された.本論では,まず,これらの制度を3つの時代区分,第I期はバリアフリー準備·学習と法律制定期(1981∼2002年),第II期は施策の拡充期(2003∼2015年),第III期はオリンピック·パラリンピックによるバリアフリー活性化期(2016∼2020年),と区分し整理した.そしてオリンピック·パラリンピックの準備が宣言されてから(2016年以後)の整備の具体的事例について整理し紹介する.最後に,我が国のバリアフリーの成果と課題を総括する. |
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ISSN: | 0910-4720 1884-0566 |
DOI: | 10.11267/jspo.36.221 |