股関節伸展アシスト型歩行支援機ACSIVEを用いた荷重応答期における股関節伸展モーメントのアシストが脳卒中片麻痺者の歩行に及ぼす影響について

本研究の目的は,片麻痺者の麻痺側荷重応答期における股関節伸展モーメントのアシストを,股関節伸展アシスト型の歩行支援機ACSIVEを用いて行い,麻痺側股関節に及ぼす影響を明らかにすることである.対象は片麻痺者12例である.ACSIVE装着により,初期接地時の股関節屈曲角度は減少し,立脚期股関節最大伸展角度は増大した.また,荷重応答期の股関節最大伸展モーメントは減少し,立脚期股関節最大屈曲モーメントは増大した.ACSIVE装着により,立脚期股関節最大伸展角度および股関節屈曲モーメントの増大が得られたことから,歩行能力を改善させ得ることが考えられる....

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Veröffentlicht in:日本義肢装具学会誌 2020/04/01, Vol.36(2), pp.146-149
Hauptverfasser: 石黒, 正樹, 岡元, 信弥, 戸田, 海渉, 早野, 充浩, 野末, 琢馬, 田島, 資子, 近藤, 穣, 小川, 鉄男, 齋藤, 恒一, 畠中, 泰彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究の目的は,片麻痺者の麻痺側荷重応答期における股関節伸展モーメントのアシストを,股関節伸展アシスト型の歩行支援機ACSIVEを用いて行い,麻痺側股関節に及ぼす影響を明らかにすることである.対象は片麻痺者12例である.ACSIVE装着により,初期接地時の股関節屈曲角度は減少し,立脚期股関節最大伸展角度は増大した.また,荷重応答期の股関節最大伸展モーメントは減少し,立脚期股関節最大屈曲モーメントは増大した.ACSIVE装着により,立脚期股関節最大伸展角度および股関節屈曲モーメントの増大が得られたことから,歩行能力を改善させ得ることが考えられる.
ISSN:0910-4720
1884-0566
DOI:10.11267/jspo.36.146