膝装具装着における筋電図周波数分析

前十字靱帯損傷再建術後には,日常生活やスポーツ復帰のために膝装具を用いて,リハビリテーションを行っていくことが一般的である.しかしながら,一般的に処方されているにもかかわらず,その作用メカニズムは不明のままである.本研究は,膝装具装着下のランジスクワット動作における筋活動への影響を実験調査することを目的とした.方法は,11名の健常成人男性に,膝装具装着でのランジスクワット動作を行ってもらい,その際の膝周囲筋の筋活動を計測した.記録されたデータは,遠心性収縮と求心性収縮区間に分けて,周波数分析を実施した.結果として,膝装具は大腿部の圧迫よって,膝伸展筋速筋帯域の抑制が見られ,筋萎縮の一要因である...

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Veröffentlicht in:日本義肢装具学会誌 2016/10/01, Vol.32(4), pp.278-281
Hauptverfasser: 昆, 恵介, 井野, 拓実, 春名, 弘一, 清水, 新悟, 敦賀, 健志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:前十字靱帯損傷再建術後には,日常生活やスポーツ復帰のために膝装具を用いて,リハビリテーションを行っていくことが一般的である.しかしながら,一般的に処方されているにもかかわらず,その作用メカニズムは不明のままである.本研究は,膝装具装着下のランジスクワット動作における筋活動への影響を実験調査することを目的とした.方法は,11名の健常成人男性に,膝装具装着でのランジスクワット動作を行ってもらい,その際の膝周囲筋の筋活動を計測した.記録されたデータは,遠心性収縮と求心性収縮区間に分けて,周波数分析を実施した.結果として,膝装具は大腿部の圧迫よって,膝伸展筋速筋帯域の抑制が見られ,筋萎縮の一要因であることを示唆した.
ISSN:0910-4720
1884-0566
DOI:10.11267/jspo.32.278