義肢装具学の授業に仮義手システム製作を導入した効果について
2013年度から,筆者らは義肢装具学の授業においてギプスソケットを用いた仮義手システム(以下,仮義手システム)の製作を導入している.対象は作業療法学専攻の第3学年の学生である.本研究の目的は,学生にとって仮義手システム製作の導入がどのような学習課題の理解と関係しているのかを分析することである.調査は授業終了後に実施したアンケートによって行った.その結果,仮義手システム製作は「義手の種類」,「ハーネスの操作」,「ソフトドレッシング法」,「リジッドドレッシング法」を学習することに対して正の相関を認めた.仮義手システム製作の導入は,今後いっそう授業の進め方に工夫が必要であるが,切断の評価と訓練を学習...
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Veröffentlicht in: | 日本義肢装具学会誌 2014/10/01, Vol.30(4), pp.227-231 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2013年度から,筆者らは義肢装具学の授業においてギプスソケットを用いた仮義手システム(以下,仮義手システム)の製作を導入している.対象は作業療法学専攻の第3学年の学生である.本研究の目的は,学生にとって仮義手システム製作の導入がどのような学習課題の理解と関係しているのかを分析することである.調査は授業終了後に実施したアンケートによって行った.その結果,仮義手システム製作は「義手の種類」,「ハーネスの操作」,「ソフトドレッシング法」,「リジッドドレッシング法」を学習することに対して正の相関を認めた.仮義手システム製作の導入は,今後いっそう授業の進め方に工夫が必要であるが,切断の評価と訓練を学習する上で,有効な学習方法になりえるのではないかと考えられた. |
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ISSN: | 0910-4720 1884-0566 |
DOI: | 10.11267/jspo.30.227 |