OCT説明用紙導入の効果~外来検査部での看護の取り組みについて

「要旨」本論文は, 光干渉断層計検査 (OCT) 対象患者の実態調査と説明用紙導入についての報告である. 実態調査では, OCT患者の疾患・受検回数・年齢の分布が明らかになった. この情報と説明用紙導入によって得られた感想や質問から, 患者の必要とする援助に一定の傾向があると分かった. これは主に検査方法・検査内容・検査自体への不安の3つの分類であり, この分類から, 各患者に対してどのような関わりが有効であるか推測することができた. 説明用紙を患者と看護師の間に共通のツールとして介在させることで, 外来検査という短い関わりの中でも, 患者の全体像が把握しやすくなり, 個々に合わせた援助ができ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本視機能看護学会誌 2017-12, Vol.2, p.59-62
Hauptverfasser: 飯倉宏美, 三浦樹絵, 川喜田洋子, 塚本愛未, 大音清香, 井上賢治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」本論文は, 光干渉断層計検査 (OCT) 対象患者の実態調査と説明用紙導入についての報告である. 実態調査では, OCT患者の疾患・受検回数・年齢の分布が明らかになった. この情報と説明用紙導入によって得られた感想や質問から, 患者の必要とする援助に一定の傾向があると分かった. これは主に検査方法・検査内容・検査自体への不安の3つの分類であり, この分類から, 各患者に対してどのような関わりが有効であるか推測することができた. 説明用紙を患者と看護師の間に共通のツールとして介在させることで, 外来検査という短い関わりの中でも, 患者の全体像が把握しやすくなり, 個々に合わせた援助ができた.
ISSN:2433-3107