上部消化管がん患者の術後補助療法についての意味づけ
「要約」本研究は, 上部消化管がん患者が, 術後補助療法をどのように意味づけているかを明らかにすることを目的とし, 術後補助療法終了後1年以上5年以内の上部消化管がん患者5名を対象に半構成的インタビューを行い, 収集したデータを質的帰納的に分析した. 上部消化管がん患者の術後補助療法についての意味づけとして, 【再発予防のために必要なものと捉える】, 【不確かさの中でも術後補助療法の効果を期待する】, 【術後補助療法と精一杯向き合う】, 【生きることを何よりも優先する】, 【これからの人生の目標実現に向けて取り組む】, 【病気体験の中で家族への思いを再認識する】の6つの大カテゴリーが明らかにな...
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Veröffentlicht in: | 高知女子大学看護学会誌 2019-06, Vol.44 (2), p.95-104 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要約」本研究は, 上部消化管がん患者が, 術後補助療法をどのように意味づけているかを明らかにすることを目的とし, 術後補助療法終了後1年以上5年以内の上部消化管がん患者5名を対象に半構成的インタビューを行い, 収集したデータを質的帰納的に分析した. 上部消化管がん患者の術後補助療法についての意味づけとして, 【再発予防のために必要なものと捉える】, 【不確かさの中でも術後補助療法の効果を期待する】, 【術後補助療法と精一杯向き合う】, 【生きることを何よりも優先する】, 【これからの人生の目標実現に向けて取り組む】, 【病気体験の中で家族への思いを再認識する】の6つの大カテゴリーが明らかになった. 看護師は, がん患者が術後補助療療法の必要性をどのように捉えているかを把握し, 術後補助療法における患者自身の目標を患者と一緒に考えることの重要性が示唆された. |
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ISSN: | 1345-0433 |