訪問看護の導入に関する訪問看護師の判断の内容

「要約」本研究は訪問看護の導入に関する訪問看護師の判断の内容を明らかにすることを目的に, 訪問看護師21名を対象に半構成面接法にてデータ収集し, 質的・帰納的に分析した. 結果, 訪問看護の導入に関する判断の内容には〔状況の解釈・予測〕〔導入に関する働きかけの決定〕〔評価〕があり, 〔状況の解釈・予測〕には, 【療養生活を築いていくための支援体制】など4カテゴリー, 〔導入に関する働きかけの決定〕には, 【療養生活の基盤を作るための働きかけ】など4カテゴリー, 〔評価〕には, 利用者・家族自らの力による療養生活の始動】など3カテゴリーがあった. このことから, 訪問看護の導入に関する判断の内容...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:高知女子大学看護学会誌 2012-12, Vol.38 (1), p.14-23
Hauptverfasser: 小原弘子, 森下安子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要約」本研究は訪問看護の導入に関する訪問看護師の判断の内容を明らかにすることを目的に, 訪問看護師21名を対象に半構成面接法にてデータ収集し, 質的・帰納的に分析した. 結果, 訪問看護の導入に関する判断の内容には〔状況の解釈・予測〕〔導入に関する働きかけの決定〕〔評価〕があり, 〔状況の解釈・予測〕には, 【療養生活を築いていくための支援体制】など4カテゴリー, 〔導入に関する働きかけの決定〕には, 【療養生活の基盤を作るための働きかけ】など4カテゴリー, 〔評価〕には, 利用者・家族自らの力による療養生活の始動】など3カテゴリーがあった. このことから, 訪問看護の導入に関する判断の内容には, "療養生活の基盤を作る" "利用者・家族自らの力で療養生活を身に付ける" "ケアチームの基礎を作る" "ステーションの質を管理する"これら4つの特徴があると考えられた.
ISSN:1345-0433