赤血球代替物 (NRC) の成分定量法 "ヘモグロビン, コレステロール, リン脂質, polyethylene glycol脂質, メトヘモグロビンの定量"

高濃度ヘモグロビン (Hb) をリン脂質二分子膜にて包み込んだ形の赤血球代替物 (Hb小胞体) は, 膜が安定化されているため, 通常血液 (赤血球) に用いられる成分定量法の適用が困難である場合が多い. 本報では, 膜表面をポリエチレングリコールにて修飾した安定化赤血球代替物であるネオレッドセル (NRC) を例として, Hb濃度, コレステロール濃度, リン脂質濃度, 修飾剤濃度を正確に定量する方法や小胞体構造を破壊せずにメト化率を測定する方法を確立した....

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Veröffentlicht in:人工血液 1995-12, Vol.3 (4), p.96-101
Hauptverfasser: 濱田健一, 巨勢丈裕, 大串建, 酒井宏水, 武岡真司, 西出宏之, 土田英俊
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:高濃度ヘモグロビン (Hb) をリン脂質二分子膜にて包み込んだ形の赤血球代替物 (Hb小胞体) は, 膜が安定化されているため, 通常血液 (赤血球) に用いられる成分定量法の適用が困難である場合が多い. 本報では, 膜表面をポリエチレングリコールにて修飾した安定化赤血球代替物であるネオレッドセル (NRC) を例として, Hb濃度, コレステロール濃度, リン脂質濃度, 修飾剤濃度を正確に定量する方法や小胞体構造を破壊せずにメト化率を測定する方法を確立した.
ISSN:1341-1594