小児化膿性股関節炎と非感染性股関節炎は早期に鑑別可能か?

「要旨」〔背景〕鑑別困難な化膿性股関節炎(Septic Arthritis in Hip:以下, SA)と非感染性股関節炎(Non-infectious Arthritis in Hip:以下, NIA)の短期間の自然経過を横断的に検討した. 〔対象と方法〕SAとNIAと診断された12例ずつである. 確定診断までに抗菌薬が投与されている症例は除外した. SAとNIA群の平均年齢は4.8歳±3.8と3.0歳±4.2であった. 症状出現日(第0病日)から3日間の経過を2群間で比較した. 〔結果〕第0病日は有意差なく, 第1病日では白血球数はSA群とNIA群でそれぞれ15521/mm3±3868,...

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Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 2023-06, Vol.32 (1), p.97-100
Hauptverfasser: 町田真理, 平良勝章, 根本菜穂, 及川昇, 木下智則, 神津崇
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」〔背景〕鑑別困難な化膿性股関節炎(Septic Arthritis in Hip:以下, SA)と非感染性股関節炎(Non-infectious Arthritis in Hip:以下, NIA)の短期間の自然経過を横断的に検討した. 〔対象と方法〕SAとNIAと診断された12例ずつである. 確定診断までに抗菌薬が投与されている症例は除外した. SAとNIA群の平均年齢は4.8歳±3.8と3.0歳±4.2であった. 症状出現日(第0病日)から3日間の経過を2群間で比較した. 〔結果〕第0病日は有意差なく, 第1病日では白血球数はSA群とNIA群でそれぞれ15521/mm3±3868, 9907/mm3±2532(p = 0.013), CRPが6.0±3.4, 2.4±1.3であり(p
ISSN:0917-6950