ハイドロキシアパタイトブロックを使用したPemberton骨盤骨切り術の治療成績
「要旨」 当院では発育性股関節形成不全に対して, ハイドロキシアパタイト(以下, HA)ブロックを使用したPemberton骨盤骨切り術を行っている. 2010年4月から2016年4月に当院でPemberton手術を行った13例14股を調査した. 手術時平均年齢は5歳8か月で, 7例8股で発育性股関節形成不全の治療歴を有し, over head tractionにて4股, 観血的整復術にて4股が整復された. 手術はPemberton手術単独が3股, 大腿骨減捻内反骨切り術併用が7股, 観血的整復術併用が4股であった. 術前Tonnis分類はGrade 2が12股, Grade 3が2股であった...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 2018-12, Vol.27 (2), p.241-245 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 当院では発育性股関節形成不全に対して, ハイドロキシアパタイト(以下, HA)ブロックを使用したPemberton骨盤骨切り術を行っている. 2010年4月から2016年4月に当院でPemberton手術を行った13例14股を調査した. 手術時平均年齢は5歳8か月で, 7例8股で発育性股関節形成不全の治療歴を有し, over head tractionにて4股, 観血的整復術にて4股が整復された. 手術はPemberton手術単独が3股, 大腿骨減捻内反骨切り術併用が7股, 観血的整復術併用が4股であった. 術前Tonnis分類はGrade 2が12股, Grade 3が2股であった. 臼蓋角は術前平均41.7°から最終観察時23.2°へ改善した. Severin分類はIが7股, IIが6股, IIIが1股であった. HAブロックの破損は術中に1股, 術後に2股で認めたが, HAブロックの転位はなかった. HAブロックを使用したPemberton手術は有用であると考える. |
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ISSN: | 0917-6950 |