麻痺性股関節亜脱臼・脱臼に対する整形外科的選択的痙性コントロール術単独手術の長期成績

「要旨」 痙性性脳性麻痺児の股関節亜脱臼・脱臼に対する整形外科的選択的痙性コントロール術単独の長期成績を調査し, その適応を検討した. 対象は手術時年齢が15歳以内で, 5年以上経過観察できた18例26股である. 男女比は11:7, 手術時年齢は平均7歳9か月, 追跡期間は平均7年であった. 粗大運動能力システム(Gross Motor Function Classification System:以下, GMFCS)レベルII…1例1股, III…4例5股, IV…6例10股, V…7例10股であった. 脱臼の程度はMigration Percentage(以下, MP)で評価した. 術前,...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 2014-09, Vol.23 (1), p.88-93
Hauptverfasser: 中寺尚志, 星野弘太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」 痙性性脳性麻痺児の股関節亜脱臼・脱臼に対する整形外科的選択的痙性コントロール術単独の長期成績を調査し, その適応を検討した. 対象は手術時年齢が15歳以内で, 5年以上経過観察できた18例26股である. 男女比は11:7, 手術時年齢は平均7歳9か月, 追跡期間は平均7年であった. 粗大運動能力システム(Gross Motor Function Classification System:以下, GMFCS)レベルII…1例1股, III…4例5股, IV…6例10股, V…7例10股であった. 脱臼の程度はMigration Percentage(以下, MP)で評価した. 術前, 術後1年, 最終観察時(最終)のMPを計測し, 手術時年齢, GMFCSとの関係を検討した. 術前MP平均42.8%が術後1年32.9%, 最終34.0%と有意に改善した(p
ISSN:0917-6950