足関節部に発生したDysplasia epiphysealis hemimelicaの1例

「要旨」2年にわたる右足関節部の腫瘤と足関節の可動域制限を主訴とする, 6歳男児に発生した比較的まれなdysplasia epiphysealis hemimelicaの1例を経験した. 右足関節部に直径5cm大の骨性隆起と, 関節可動域制限があり, 単純X線像とCTでは脛骨遠位端および距骨と連続する2か所の病変を認めた. 確定診断と関節可動域制限の改善を目的に切除術を施行した. 病理組織学的には骨軟骨腫に類似していたが, 距骨および脛骨遠位骨端部から発生していたことから, dysplasia epiphysealis hemimelicaと診断した. 術後関節可動域制限と歩容の改善が得られた...

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Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 2011-10, Vol.20 (2), p.456-459
Hauptverfasser: 青柳貴之, 森井健司, 望月一男
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」2年にわたる右足関節部の腫瘤と足関節の可動域制限を主訴とする, 6歳男児に発生した比較的まれなdysplasia epiphysealis hemimelicaの1例を経験した. 右足関節部に直径5cm大の骨性隆起と, 関節可動域制限があり, 単純X線像とCTでは脛骨遠位端および距骨と連続する2か所の病変を認めた. 確定診断と関節可動域制限の改善を目的に切除術を施行した. 病理組織学的には骨軟骨腫に類似していたが, 距骨および脛骨遠位骨端部から発生していたことから, dysplasia epiphysealis hemimelicaと診断した. 術後関節可動域制限と歩容の改善が得られた.
ISSN:0917-6950