先天性股関節亜脱臼に対する保存的治療の成績 - 乳児期から骨成長期終了時までの長期治療例の検討

「要旨」先天性股関節亜脱臼に対する保存的治療例の骨成長期終了時までの股関節X線像の推移を検討した. 生後1歳までの乳児期に当科に初診し, 骨成長期終了時まで経過観察し得た26例42関節を対象とした. 結果として88.1%がSeverin group I, IIと良好な成績であったが, 4歳前後でのCE角に有意差を生じた成績不良例はその後も改善が認められなかったので, 4~5歳の著明な遺残亜脱臼例に対しては骨盤骨切り術など補正手術の検討が重要である....

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Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 2006-08, Vol.15 (2), p.194-197
Hauptverfasser: 川野彰裕, 長鶴義隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」先天性股関節亜脱臼に対する保存的治療例の骨成長期終了時までの股関節X線像の推移を検討した. 生後1歳までの乳児期に当科に初診し, 骨成長期終了時まで経過観察し得た26例42関節を対象とした. 結果として88.1%がSeverin group I, IIと良好な成績であったが, 4歳前後でのCE角に有意差を生じた成績不良例はその後も改善が認められなかったので, 4~5歳の著明な遺残亜脱臼例に対しては骨盤骨切り術など補正手術の検討が重要である.
ISSN:0917-6950