ペルテス病に対する外転免荷装具療法の成績
「要旨」ペルテス病保存治療例の治療成績を検討した. 対象は, 1986~90年の5年間に, 当科を受診したペルテス病患者108例120股のうち, 15歳以上まで経過観察された, 手術例を除く, 57例64股 (男性46例51股, 女性11例13股, 右24股, 左40股) であった, 外転免荷装具はBatchelor型装具およびTachdjian型装具を使用した. 発症時年齢は平均6.1歳, 最終診察時年齢は平均18歳であった. 最終診察時X線像を, Stulberg分類, Sharp角, Acetabular Head Index (AHI), Centeredge angle (CE角),...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 2005-01, Vol.14 (1), p.57-60 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」ペルテス病保存治療例の治療成績を検討した. 対象は, 1986~90年の5年間に, 当科を受診したペルテス病患者108例120股のうち, 15歳以上まで経過観察された, 手術例を除く, 57例64股 (男性46例51股, 女性11例13股, 右24股, 左40股) であった, 外転免荷装具はBatchelor型装具およびTachdjian型装具を使用した. 発症時年齢は平均6.1歳, 最終診察時年齢は平均18歳であった. 最終診察時X線像を, Stulberg分類, Sharp角, Acetabular Head Index (AHI), Centeredge angle (CE角), Extent of lateral femoral subluxation (ELFS) で評価した. Stulberg分類は, I・II型で78%を占め良好に治癒していた. 骨頭と臼蓋との関係では, AHI, CE角, ELFSとも, Stulberg分類I型に比べて, II, III, IV型では有意に不良であった. 今回の調査では全例, 疼痛やADL障害を認めなかったが, 両側例, 自宅治療例に予後不良例があり, また, 不十分な臼蓋被覆, 臼蓋形成不全を伴う症例は, 今後とも継続して経過観察する必要がある. |
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ISSN: | 0917-6950 |