Perthes病に対する術後10年以上の経過観察例の治療成績
「要旨」ペルテス病の治療は関節機能を保ちながら骨頭の修復を促進させ, 変形を防止することである. Catterall III, IV型の分節期までの症例に対して適切なcontainmentを得る目的で観血的手術を施行した. 10年以上経過観察できた19例19関節を対象とした. 手術時年齢は平均6歳11か月, 経過期間は平均13年1か月であった. (減捻)内反骨切り術4関節, 合併手術15関節であった. X線学的治療成績の判定には, Mose法, AHI, ATDを用いて計測し当科の点数表示評価およびStulberg分類による治療成績を調査し, 発症年齢, 病型, head at risk si...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 2003-06, Vol.12 (1/2), p.18-21 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」ペルテス病の治療は関節機能を保ちながら骨頭の修復を促進させ, 変形を防止することである. Catterall III, IV型の分節期までの症例に対して適切なcontainmentを得る目的で観血的手術を施行した. 10年以上経過観察できた19例19関節を対象とした. 手術時年齢は平均6歳11か月, 経過期間は平均13年1か月であった. (減捻)内反骨切り術4関節, 合併手術15関節であった. X線学的治療成績の判定には, Mose法, AHI, ATDを用いて計測し当科の点数表示評価およびStulberg分類による治療成績を調査し, 発症年齢, 病型, head at risk sign(HAR sign)およびlateral subluxation ratio(LSR)などとの関連から手術適応を検討した. X線学的評価で良好例15関節(79%)であった. Stulberg分類では良好例16関節(84%)であった. 発症年齢が7歳以下の症例は良好な成績であった. HAR sign 3個以上, LSRが1.4以上は経過不良の傾向が見られた. |
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ISSN: | 0917-6950 |