先天股脱後の遺残性亜脱臼に対するPemberton法の手術成績
「要旨」先天性股関節脱臼治療後の遺残性亜脱臼に対するPemberton法の成績に影響する因子は十分に解明されていない. 我々の手術成績の15年後を調査し検討した. 症例は骨格の成長終了まで観察し得た21例, 25股 (男2例, 女19例) であった. 手術時の年齢は3~10歳 (平均5歳) で, 最終経過観察時の年齢は15~24歳 (平均20歳) であった. 調査時の三木による臨床評価は, 骨切りが低く術後早期に移植骨片が吸収された1股を除いて良好であった. SeverinによるX線学的評価ではgroup Iaが12股, Ibが3股, IIaが2股, IIbが2股で, それらを良好群 (19股...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 1999-06, Vol.8 (2), p.175-179 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」先天性股関節脱臼治療後の遺残性亜脱臼に対するPemberton法の成績に影響する因子は十分に解明されていない. 我々の手術成績の15年後を調査し検討した. 症例は骨格の成長終了まで観察し得た21例, 25股 (男2例, 女19例) であった. 手術時の年齢は3~10歳 (平均5歳) で, 最終経過観察時の年齢は15~24歳 (平均20歳) であった. 調査時の三木による臨床評価は, 骨切りが低く術後早期に移植骨片が吸収された1股を除いて良好であった. SeverinによるX線学的評価ではgroup Iaが12股, Ibが3股, IIaが2股, IIbが2股で, それらを良好群 (19股, 76%) とした. 一方group IIIが4股, IVaが1股. IVbが1股で, それらを不良群とした. 良好群と不良群間では術前のペルテス病様変化の存在に有意差がみられた (p |
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ISSN: | 0917-6950 |