ポリオ, 脳性麻痺における装具装着状況について

「要旨」ポリオ, 脳性麻痺において機能訓練および装具療法は機能障害能力低下を補うためにかかせない重要な手段である. 今回, 当施設に入院加療し, 装具装着にて退院したポリオおよび痙直型両麻痺の脳性麻痺(以下CP)に対して, 退院後の装具の使用状況と日常生活や身体機能などとの関連について郵送式アンケート調査を行った. その結果, 装具継続には, 運動量が多くても破損しにくく, かつ軽量で装着しやすいことが望まれており, 処方の際には患者の退院後の生活環境, 装具の種類, 発達段階における課題を充分考慮し装着, 除去時において医師は総合的に判断して処方と評価を行うべきである....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 1999-01, Vol.8 (1), p.93-95
Hauptverfasser: 半田忠洋, 畠中節夫, 加藤明, 西山正紀, 二井英二
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」ポリオ, 脳性麻痺において機能訓練および装具療法は機能障害能力低下を補うためにかかせない重要な手段である. 今回, 当施設に入院加療し, 装具装着にて退院したポリオおよび痙直型両麻痺の脳性麻痺(以下CP)に対して, 退院後の装具の使用状況と日常生活や身体機能などとの関連について郵送式アンケート調査を行った. その結果, 装具継続には, 運動量が多くても破損しにくく, かつ軽量で装着しやすいことが望まれており, 処方の際には患者の退院後の生活環境, 装具の種類, 発達段階における課題を充分考慮し装着, 除去時において医師は総合的に判断して処方と評価を行うべきである.
ISSN:0917-6950