脊柱側弯症に対する手術的治療 (後方法) の成績
「要旨」1975年1月から1994年11月までの約20年間に当科において手術治療を行った側弯症患者380例のうち特発性症例210例を対象として後方法の手術手技別に矯正効果を中心に手術成績を比較検討した. 前額面における側弯変形の矯正率は, 平均するとsimple fusion(SF)法26.0%, Harrington(H)法50.7%, Luque法43.9%, Cotrel-Dubousset(CD)法58.2%, SPINE System(TM)(SS)法56.3%であった. Harrington法とCD法の矯正率についての統計学的検討では, thoracic, thoracolumba...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 1996-06, Vol.5 (2), p.299-305 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」1975年1月から1994年11月までの約20年間に当科において手術治療を行った側弯症患者380例のうち特発性症例210例を対象として後方法の手術手技別に矯正効果を中心に手術成績を比較検討した. 前額面における側弯変形の矯正率は, 平均するとsimple fusion(SF)法26.0%, Harrington(H)法50.7%, Luque法43.9%, Cotrel-Dubousset(CD)法58.2%, SPINE System(TM)(SS)法56.3%であった. Harrington法とCD法の矯正率についての統計学的検討では, thoracic, thoracolumbarおよびlumbar typeにおいて, 両群間に危険率0.1%で有意差が認められた. 手術時間および出血量については全体としてSF法, H法に対しCD法およびSS法が大きかった. 最近のCD法やSS法においては, 脊柱の固定範囲・implantの設置レベル・術中の矯正の手順についての慎重な術前検討を要する. |
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ISSN: | 0917-6950 |