形成不全性腰椎高度すべり症の1治験例
「要旨」形成不全性腰椎すべり症のすべりは進行性で, 女性に多く, 比較的稀である. 我々はその1例を観血的に治療し, 良好な結果を得たので報告した. 症例は15歳女性で, 体幹の前屈制限を主訴に来院した. X線像上第五腰椎は56%の前方すべりを示した. 術前にhalo-femoral traction (HFT) を行い, すべりは約43%と改善した. 次いでHFT下で, Harringtonのoutriggerですべりを整復しL5/S1の椎体間固定術とSteffee plateを用いた後方固定を行った. その結果すべりは24%に改善した. 術後1年ですべりのもどりもなく骨癒合は完成しplat...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 1995-11, Vol.5 (1), p.45-49 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」形成不全性腰椎すべり症のすべりは進行性で, 女性に多く, 比較的稀である. 我々はその1例を観血的に治療し, 良好な結果を得たので報告した. 症例は15歳女性で, 体幹の前屈制限を主訴に来院した. X線像上第五腰椎は56%の前方すべりを示した. 術前にhalo-femoral traction (HFT) を行い, すべりは約43%と改善した. 次いでHFT下で, Harringtonのoutriggerですべりを整復しL5/S1の椎体間固定術とSteffee plateを用いた後方固定を行った. その結果すべりは24%に改善した. 術後1年ですべりのもどりもなく骨癒合は完成しplateは除去した. 前屈制限も改善し, 就学している. |
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ISSN: | 0917-6950 |