四肢長幹骨に発生した単発性骨嚢腫の治療経験
「要旨」1972年以降に当科で治療を行った小児の単発性骨嚢腫17例 (男児13例, 女児4例) を対象とし,その治療法について検討した. 発生部位は上腕骨9例, 大腿骨7例, 腓骨1例であり, 初診時年齢は2歳2ヵ月~18歳2ヵ月 (平均9歳3ヵ月), 経過観察期間は1~16年 (平均4.7年) であった.最終治療法別にみると, 掻爬・骨移植群2例, ステロイド注入群12例, シャント療法群3例であった. 治癒・改善例は掻爬・骨移植群50%, ステロイド群67%, シャント群100%であった. 治癒・改善例について治療効果発現までの期間をみると, 掻爬・骨移植群1年, ステロイド群1~9年 (...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 1995-03, Vol.4 (2), p.344-348 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」1972年以降に当科で治療を行った小児の単発性骨嚢腫17例 (男児13例, 女児4例) を対象とし,その治療法について検討した. 発生部位は上腕骨9例, 大腿骨7例, 腓骨1例であり, 初診時年齢は2歳2ヵ月~18歳2ヵ月 (平均9歳3ヵ月), 経過観察期間は1~16年 (平均4.7年) であった.最終治療法別にみると, 掻爬・骨移植群2例, ステロイド注入群12例, シャント療法群3例であった. 治癒・改善例は掻爬・骨移植群50%, ステロイド群67%, シャント群100%であった. 治癒・改善例について治療効果発現までの期間をみると, 掻爬・骨移植群1年, ステロイド群1~9年 (平均4.9年), シャント群0.3~0.9年 (平均0.6年) であり, シャント療法は有効な治療法であると思われた. |
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ISSN: | 0917-6950 |