関節弛緩性を呈する疾患に伴った先天性内反足例
「はじめに」先天性内反足はアルトログリポーシス, 絞扼輪症候群, メビウス症候群, 骨系統疾患, 全身の関節弛緩あるいは筋緊張低下を呈する疾患などさまざまな疾患に合併する. 第63回東日本整形外科学会において, 症候群に伴ういわゆる一次性先天性内反足は特発性の二次性先天性内反足の約1割を占めていると報告した. 関節弛緩性あるいは筋緊張低下を呈する疾患に見られた先天性内反足について例数は少ないが, その特徴を把握するため特発性先天性内反足と比較・検討した. 「症例」症例は最近13年間に経験した14例23足で男8, 女6であり, ダウン症6例10足, Larsen症候群4例7足, Marfan症候...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 1992-11, Vol.2 (1), p.184-187 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「はじめに」先天性内反足はアルトログリポーシス, 絞扼輪症候群, メビウス症候群, 骨系統疾患, 全身の関節弛緩あるいは筋緊張低下を呈する疾患などさまざまな疾患に合併する. 第63回東日本整形外科学会において, 症候群に伴ういわゆる一次性先天性内反足は特発性の二次性先天性内反足の約1割を占めていると報告した. 関節弛緩性あるいは筋緊張低下を呈する疾患に見られた先天性内反足について例数は少ないが, その特徴を把握するため特発性先天性内反足と比較・検討した. 「症例」症例は最近13年間に経験した14例23足で男8, 女6であり, ダウン症6例10足, Larsen症候群4例7足, Marfan症候群2例3足, Ehlers-Danlos症候群1例1足, 骨形成不全症1例2足である. 初期時年齢は1か月から7歳で, 11例が歩行開始前であり, そのうち8例が生後4か月以内である. |
---|---|
ISSN: | 0917-6950 |