脳性麻痺における脊柱側弯 側弯を有する重度脳性麻痺児の検討

「はじめに」重度の脳性麻痺 (以下CPと略す) において脊柱側弯が高率に発生することは衆知のことであり, その発生原因についても多くの検討がなされている. 今回, 筆者らは, 重症心身障害児施設におけるCP患者の脊柱側弯について検査を行い, その特徴および発生原因などについて検討したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 「対象ならびに方法」対象は, 平成3年4月の時点で国立療養所東栃木病院に入所中のCP患者72例で, その内訳は, 男性40例, 女性32例, 年齢分布は4歳から43歳, 平均は21.0歳である. これらの症例について, 病型, 運動発達レベル, 頭位, 異常反射, 脊柱の...

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Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 1992-11, Vol.2 (1), p.89-94
Hauptverfasser: 後藤昭彦, 神前智一, 替地恭介, 斉藤浩哉, 高柳慎八郎, 松葉健
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」重度の脳性麻痺 (以下CPと略す) において脊柱側弯が高率に発生することは衆知のことであり, その発生原因についても多くの検討がなされている. 今回, 筆者らは, 重症心身障害児施設におけるCP患者の脊柱側弯について検査を行い, その特徴および発生原因などについて検討したので, 若干の文献的考察を加えて報告する. 「対象ならびに方法」対象は, 平成3年4月の時点で国立療養所東栃木病院に入所中のCP患者72例で, その内訳は, 男性40例, 女性32例, 年齢分布は4歳から43歳, 平均は21.0歳である. これらの症例について, 病型, 運動発達レベル, 頭位, 異常反射, 脊柱の弯曲度, 股関節の状態などにつき調査した.
ISSN:0917-6950