Perthes病に対する大腿骨骨切り術とSalter骨盤骨切り術併用の適応

「はじめに」ペルテス病の治療の目的は, 十分な関節機能を維持しながら, 短期間の治療で骨頭の修復を促進させ, 変形を防止することにある. 側方化を呈し亜脱臼位にある骨頭を臼蓋で確実に被覆するcontainmentの概念が導入されたが, その治療法の選択には一致した見解がみられないのが現状である. そこで今回我々の採用した手術療法のX線学的成績を調査し, その適応について報告する. 「対象と方法」1984年以来, 予後不良と考えられたCatterall group III, IVのうち, 分節期までの症例で最終調査時にすでに治療を終えた男児15例15関節を対象とした. 病型別ではCatteral...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本小児整形外科学会雑誌 1992-11, Vol.2 (1), p.1-6
Hauptverfasser: 長鶴義隆, 帖佐悦男, 柏木輝行, 田島直也
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」ペルテス病の治療の目的は, 十分な関節機能を維持しながら, 短期間の治療で骨頭の修復を促進させ, 変形を防止することにある. 側方化を呈し亜脱臼位にある骨頭を臼蓋で確実に被覆するcontainmentの概念が導入されたが, その治療法の選択には一致した見解がみられないのが現状である. そこで今回我々の採用した手術療法のX線学的成績を調査し, その適応について報告する. 「対象と方法」1984年以来, 予後不良と考えられたCatterall group III, IVのうち, 分節期までの症例で最終調査時にすでに治療を終えた男児15例15関節を対象とした. 病型別ではCatterall G. III, IVがそれぞれ9例, 6例で, 術側は右が6例, 左は9例である.
ISSN:0917-6950